管理人のyumeです。
まさか自分たちが不妊治療することになるなんて。
だいぶ涼しくなってきました。
前回が7月上旬だったので、1ヶ月半ぶりの更新になります。
いろいろ悩んだ結果、TESEを受けるつもりでいます。
前回、TESEに踏み切ることが重いという理由について、その一つ目として医学的な(?というのかな)リスクについて書きました。皆さんから様々な反応をいただいて、いろいろと考えさせられました。
もう一つ、重いなと思う理由は、TESEを受けることによる、夫婦の関係のリスクです。
ある日のカウンセリングでクリニックの先生に言われたのが、夫婦の間は白黒はっきり付けないことが良いこともある、だからTESEを受けないという選択肢もあるんだ、ということです。
私がそれを聞いて言ったのは、その場合の夫婦の関係というのは、TESEで白黒つけたからどうなるというものではなくて、子供ができなかったことによるものなのではないか、ということです。
それは違うと思うわ、と先生。
それに呼応するように、夫も、こう漏らしていました。
もし、男性不妊を理由にいずれ離婚を私が切り出す場合。
TESEを行わずに離婚を切り出されるのと、TESEを行ってうまくいかなかった結果として離婚を切り出されるのとでは、まったく自分の受け止め方は違う、と。
(以前もお話ししたように、夫はTESEにはとても慎重な立場です。)
私の配慮が足りなすぎるといえばそれまでなのですが、夫がそういうふうに受け止めるのだということは、少なからずショックでした。
うまく伝わるかどうか自信がないんですが・・・自分にとっても、もちろんTESEが簡単ではないことはわかります。
ただ、TESEをやらなかった結果であっても、TESEをやった結果であっても、私にとっては最終的に子供を持てたかどうかが重要だと思っていました。
もし自分が離婚を考えるとすると、子供が持てないことが理由にはなりえると思いますが、TESEまでやって頑張ったんだから離婚はやめようという発想は、私の頭の中にはなかったんです。
それに対して夫は、こういう状況なら、無理せずに、二人で生きていけばいいじゃない、という考えです。
言葉は悪いですが、いろいろ切られて痛い思いをした挙句に、やっぱりだめだったから離婚ね、というのはとても辛い、ということなんでしょうね。 クリニックの先生が、白黒はっきりつけないほうが良い、というのも、夫のそういう気持ちを察してのことだったようです。
でも、いろいろなブログ等を読むと、TESEも一度ならず2度、3度とトライする方もいらっしゃるようですし、TESEのあとにICSI-ETに挑戦する回数も人によってかなり異なり、どこまで治療すれば白黒つくのかというのは、かなりばらばらですよね。
だから、私は一度目のTESEに進みたいというだけなのに、白黒はっきりつけたがっているかのように取られるのは、ちょっと納得できないところもありました。それに、もし逆に自分のほうに何か理由があった場合、たぶん私はできる限りの治療をするだろうと思うので・・・。
夫も同席しているカウンセリングで、私が先生にそういう気持ちを訴えたところ、夫にもう少し配慮したほうがよいのではないかと諭されました。私のそういう言動が、夫を追い詰めることになると。
男性不妊のご専門の先生なので、男性側の気持ちをよくわかっているのでしょうし、夫に配慮していただくのはとても嬉しいんですよね。でも、同じ女性として、私の気持ちにも少し配慮してもらえるとうれしいな・・・と思ったのも正直なところです。
その後、夫と私の間ではTESEに正式に進むかどうかの話し合いはしませんでした。
私は、無理に夫にTESEを受けさせるのもおかしいと思ったし、かといって、受けて欲しいと頼んだ結果夫にTESEは受けたくないといわれるのも嫌だったのです。 しばらくしてから、夫がクリニックにホルモン注射の予約を取ったと言ったので、ああ夫は受けることにしたんだな、とわかりました。
もちろん夫からしたら、私の気持ちは痛いほどわかっていた上での決断だと思いますが。
同じ悩みを持っているみなさん、こちらで仲間を見つけましょう↓
みなさん頑張ってますy
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前回のエントリからまた1ヶ月近く経ちました。
なかなかブログに書く踏ん切りがつかなかったのですが、今日は結構暗い話です。
後ろ向きな話は聞きたくない、前向きな治療の話を聞きたいという方は、どうぞスルーしてくださいね。
「TESEに踏み切ることの重さ」、ということを前回のエントリに書きました。
そう書いたのには、二つ理由があります。
一つは、いまさらかもしれませんが、やっぱりTESEからの妊娠、出産というのは高いリスクを伴うということ。
それは私が通っているクリニックの先生の著書にも書いてあるし、今までのアポイントメントでも何度も聞いていたし、頭ではわかっているつもりなんですよね。
でも、どうしてもわからないな~と思ったことがあります。
それは、世の中には、無精子とわかったらすぐにTESEに進んで、精子細胞からでも顕微授精させるクリニックがあるということです。
しかも、見た目の運動性は考慮しているだろうけど、質的保証についてはどこまで確認したうえで顕微授精させているのかな・・・という。
だけど、(クリニック自身のHPの内容をどこまで信頼するかはともかくとして)
ブログとか、ネットでの情報を読むと、そういうクリニックに通って無事に赤ちゃんを産んでいる人たちもいるわけですよね。
私もそういう情報を読むたびに、やっぱり○○クリニックとか△△病院に通ったほうがいいのかな・・・ともやもやした気持ちになってしまいます。
あるとき自分の通うクリニックで、思い切って聞いてみました。
「TESEからの妊娠、出産にリスクがあるんだろうな・・・というのはなんとなくわかります。
でも、例えば○○とか△△とか、精子細胞からの顕微授精で有名な病院がありますよね。
そういうクリニックについて、先生はどう考えていらっしゃいますか?
リスクが高いどころの話ではない、ということなんでしょうか・・・。」
先生の答えはいつもどおり、きっぱりしていました。「あの病院には行っちゃダメ。」と。
「もちろん、納得がいくまでいろいろなクリニックの話を聞くのはいいと思う。気になるようだったら、○○クリニックにも行ってみるといいわ。
でも、少しでも細胞のことを知っている医者なら、遺伝子情報をちゃんと受け継いでいない未熟な細胞を使うことがどんなにリスクが高いのか、当然わかっているはず。
ベルトコンベアに乗せられるような治療を受けて、ぼろぼろになってうちのクリニックに駆け込んでくる患者さんもたくさんいるのよ。
患者も医者を選ばないといけない。だまされないで、適切な選択をしてほしい。」
あまりにきっぱりと言われたので、夫も私も絶句しました。
このブログをのぞいてくださっている皆さんなら、一度は名前を聞いたことがあるだろうクリニックについてそんなことを言われたのがショックで。
「自分達も、もちろん最良の選択をしたいと思っているけど、何が正しいのかわかりません・・・」
というのが精一杯でした。
もちろん、一般論として、インターネットにある情報が全て正しいとは思っていません。
ただ、TESEに進むかどうか悩んだとき、例えば、TESEからの妊娠も自然妊娠とリスクは変わらない、と言われて背中を押される人は多いと思います。
私もその一人でした。(うちの夫はかなり疑ってましたが・・・)
繰り返しになりますけど、実際にそういうクリニックで手術を受けて健康な赤ちゃんの出産に至った人はいるはずですよね。
その一方で、同じくらい(もしくはそれ以上)の確率で、健康な赤ちゃんには恵まれなかった人もいるということなんでしょうか・・・。
でもそういう情報はあまり表には出てこないんですよね。
一体何を根拠に判断すればいいのか・・・本当に難しいなと思いました。
それから数ヶ月たった今でも悩んでいます。
もちろん、リスクを考えた上で自分たちが最良と思う選択をするしかないんですけどね・・・。
「TESEに踏み切ることの重さ」、もう一つの理由はまた次回に。
みんながんばってます↓
悩みが多いです↓
なんだかまたまた、超ご無沙汰になってしまいました。
見に来てくれているみなさんには申し訳ないです・・・。
ここ1ヵ月半くらいかな、いろいろ悩むことがありました。
ほんとはTESEに向かってGO のはずなんですよね。
でも、いろいろな話を聞く機会があって、改めてTESEに踏み切るということの重さをいろいろ考えさせられました。
順調に治療を進めている皆さんをうらやましく思ったり・・・。
ブログのエントリも、下書きしては「やっぱりやめよう」と引っ込めたり・・・。
そんなこんなで、前回のエントリから早1ヶ月も空き。
このまま自然消滅かな、少なくとも、お休みしようかな、とも考えていました。
でも、みなさんのブログを見ると、どんな状態であっても続けてみようかなという気もしてきました。
うちは、もしTESEをやるとしても、たぶん数ヶ月先になりそうです。
(もしかしたら、やらないかも・・・です。まだ全然決め切れていませんが)
しばらくは、なかなか治療の進展のない、更新も気まぐれなブログになりそう。
思い出したときにのぞいてくだされば幸せです。
みなさんのブログには引き続き遊びに行きますね~
明るい話題もたくさん↓
もうすぐ40人!私が数ヶ月前に登録したときは10数番目でしたが・・・↓
春のお天気は変わりやすいものですけど、昨日も今日も雨ですね・・・。
これから仕事に行くのが億劫です・・・。
結局・・・
二人でいろいろ話してみましたが、何を目標にするのかが違うということがわかりました。
私の考え
夫が無精子症だったことは残念だけど、どうしようもないこと。
違う人を探そうとは思わない。
だけど、この状況を変えるための努力はしてほしい。
TESEもそうだし、場合によってはAIDとか養子とか。
全然レベルは違うけど、ペットを飼うことで慰めになるのだから、それも考えたい。
夫の考え
TESEをするだけでも一大決心。
それでだめだったら、あきらめよう。
もし逆に妻に原因があったとしたら、自分は違う女性との子供や養子をもらいたいとまでは思わない。
何を求めるか、ということですよね。
あくまでも、二人で育てて一緒に暮らす存在を探し求めるのか、
それとも(遺伝子学で言う)二人の子供にこだわるのか・・・。
最近、結婚してすぐの頃の、ある会話を思い出します。
まだ子供なんて全然考えていなかったときに私が
「子供なんていなくても、二人で暮らせばいいよね~」と軽い調子で言ったんです。
(今思えば、そんな軽口叩いていたバチがあたってるんだと思いますが・・・)
ところが夫は、思いのほか真剣な顔になってこう言いました。
「自分にとっては結婚したら子供を持つというのが自然なこと。
もしyume が子供ができない体質だとわかっていたら、結婚しなかったかもしれない。
それくらい重要なことだ」
私はこれを聞いて、自分は子供が産めなければ用ナシだったのいかとかなりショックで
「なんで?子供ができるかできないかが、そんなに重要なの?
もし今病院にいってみて、私が子供ができない体質だと知ったらどうするの?」
「例えば・・・子供ができないとわかっている人と結婚するというのは、自分にとっては、足が不自由な人と結婚するとか、目が見えない人と結婚するというのに近い、という感覚なんだ。
だけど、結婚した後にそのことがわかったら、それは受け止めるよ。」
実際には、この会話の5年後くらいに、私ではなく夫に原因があることがわかったわけです。
だけど、事実として受け止めたあと、それをどうオトシマエつけるのかというのは、人それぞれなんですよね・・・。
しばらく悩み続けます。
同じ悩みを持っているみなさん、こちらで仲間を見つけましょう。
なかなか困難ですけど、がんばってます。
桜、すっかり散っちゃいましたね~。
それにつられたように、 私の浮き浮き心もここのところすっかり沈んでます・・・。
しばらくブログもどうやって書いていいのかわからなかったのですが、少しずつ気持ちが整理できるようになってきました。
というのは・・・、○~検査の結果がダメだったんです。
5回分(実際は、夫が頑張って2回分出せたことが何度かあったので7回分くらい?)の精液検査の結果、
残念ながら 質の保証ができる○~はいなかった、と言われました
精子細胞はあるけれど、かなりDNAが傷ついているんだそうです。
例えば、接着機能が弱いとか、運動能力が乏しいとかなら、医学の力で克服することもできるけれど、DNA損傷は一番難しいんだとか・・・。
まあ、そんなにうまくはいかないよね~とは思ってました。
でも、ひそかに期待する気持ちもあって、結果を聞きにいく日は朝からなんとなく二人とも緊張気味で・・・。
けれど、やっぱりダメでした・・・。
たぶん普通のクリニックだったら、こんなに検査を何度も繰り返さずに、すぐにTESEだと思うんですよね。
ようやくみなさんと同じスタート台に立つことになったというだけ、といえばそれまでなんですが・・・。
先生から、 今後のことを聞かれます。
「残念ながら、5回分検査してみつからなかったわけだけど、もちろん10回とか50回とか検査して絶対に見つからないというわけではありません。
でも、今までの私の20年の経験からいって、確率は低いと思います。
そうすると、この前説明したように、養子をもらうことを考えるとか、リスクがあるのを理解しながら睾丸を切ってみるという方法があります。
どうしたいですか?」
夫は 「どれくらいの治療期間を念頭において今後チャレンジすれば良いのかわからないけど、その範囲でやれることはやりたい」
私は 「やはり睾丸を切る手術をしてみたい」
と答えました。
先生の説明では、睾丸を切って精子を回収する手術には、Micro TESE (精管から回収する方法)と、TESE(組織を回収する方法)があるそうです。
Micro TESE のほうが、手術の難易度が高い分、精子の挫滅(ざめつ)率も低いけれど、精管を分離できる状態かどうかは、睾丸を切ってみなければわからないみたい。
切ってみて、精管分離が難しそうだったらTESEを行って日帰り入院、精管分離ができてMicro TESE なら2泊3日~3泊4日くらいの入院になるとか。
だから、大事をとって1週間くらい休みを取るのが理想みたいです。
実は私たち、今年は少し早めに6月初めくらいに夏休みを取って旅行しようと考えていました。
でも、夫はそんなに何度も1週間休みを取れないので、もし手術するなら夏休みは諦めですね・・・。
先生からは、先生が懇意にしている泌尿器科の医師ががいる某大学病院での手術を勧められました。
手術のときは、まずその泌尿器科の先生が大学病院で睾丸から回収し、そこで待機している先生が精子の確認、選別を行うという段取りみたいです。
いつものクリニックは、保険がきかず自費診療のみなのですが、その大学病院だったら一部保険がきくそうなので、それはありがたいな・・・。
いつ頃ならその大学病院の手術室が空いているのか、確認してもらうことになりました。
やっぱり痛い手術ですからね、と釘を刺されて夫は、
「切ったあとってどうなるんですか?」
と不安そう・・・。
どうやら、乳がんの女性みたいが一方の乳房がなくなるみたいなのをイメージしていたみたいです。
(勉強してなさすぎ・・・)
先生から
「大丈夫ですよ~5ミリ四方切るくらいですし、あとで組織が復活しますから」
と聞いてほっとしてました。
そして・・・。もし質的保証のできる精子がとれたら私のほうの順番になります。
精子がどれだけとれたかによって、排卵誘発の方法を変えるものの、1ヶ月の周期のうち、3週間くらい?は毎日通うんだとか・・・。
ひゃー、仕事との両立大変そう・・・
私は前から気になっていたことを聞いて見ました。
「精子が見つかってから考えることかもしれまえんが、あまり強い誘発はやりたくないんですが・・・。」
先生はきっぱりと、
「精子の状態がよくないときこそ、卵子の量だけじゃなくて質を高めることで、精子の質の悪さをカバーできます。
だから、まったく排卵誘発を行わないのは 賢い選択ではないわね。」
最初夢クリニックの話を聞いていたこともあって、どうしても 排卵誘発=悪、みたいなイメージがあるんですよね。
確かに程度問題なのかな・・・。夢クリニックだって排卵誘発やらないわけじゃないしね・・・。
最後に夫が
「この前のお話で、ホルモン注射を打ってもあまり意味がないと聞きましたが、やはりそうですか?」
と聞くと、
「そうね・・・。やってみてもいいかもしれない。
うちに来ているのは、他でいろいろ治療してきて、最後のとして来て、とにかくできるものはなんでもやってみたい、という男性の患者さんが多いの。
そういう人にはインシュリン注射をしてますが、1回1万円くらいだし、安くないのよ・・・。
ホルモンの状態によって週に何度か打つ場合もあるから、月に10万円くらいは覚悟してほしい。
それに、すぐに効果は出ないから、3ヶ月くらいは注射を打ってから手術ということになります。
でも、注射の結果、精子の数が増えることはあるけれど、質の確保ができる精子が増えるのは、私の経験では見たことがありません。
すごくいい注射で、結果がある程度出るのなら、私もお勧めするんだけど、そういう注射ではない、ということなの。」
だそうです・・・。なるほど・・・。
(長くなったので続きは次回)
人生いろいろです↓
皆さんの奮闘記はこちらから↓
プロフィール
HN:
yume
性別:
女性
職業:
ふつうの会社員です
自己紹介:
yumeです。2002年に結婚し、今は30代半ばです。
本格的に妊娠を考え始めたのは2006年くらいから。1年たっても何事も起こらなかったので、2008年1月、夫婦二人で夢クリニックへ。
ところが、初診のときに思いもよらず男性不妊が発覚!
転院した別のクリニックで精子採取を何度か続けたものの、よい結果は出ず。
散々迷った挙句、2008年10月に某病院で夫がTESEを受けましたが、細胞も見つからないという残念な結果に。
更新もたまにですけど、コメントいただけると嬉しいです。
メールはyume55 アットマーク live.jpまでお待ちしています。
(55は半角でお願いします♪)
本格的に妊娠を考え始めたのは2006年くらいから。1年たっても何事も起こらなかったので、2008年1月、夫婦二人で夢クリニックへ。
ところが、初診のときに思いもよらず男性不妊が発覚!
転院した別のクリニックで精子採取を何度か続けたものの、よい結果は出ず。
散々迷った挙句、2008年10月に某病院で夫がTESEを受けましたが、細胞も見つからないという残念な結果に。
更新もたまにですけど、コメントいただけると嬉しいです。
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