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管理人のyumeです。 まさか自分たちが不妊治療することになるなんて。
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前回のエントリが1月だったので、もう3ヶ月近くたってしまいました。
新年度に入ったら、一度近況報告でも・・・と思いつつ、もう4月も3分の1が終わってしまいました・・・。

ここ数ヶ月の出来事?を振り返ってみたいと思います。


・夫の両親へのカミングアウト

ブログでお伝えしていたとおり、今まで夫の両親にはまったく男性不妊のことは話していませんでした。
私も、そのことが気になってはいたものの、そういう微妙な話を夫に急かすのも気がひけるし、夫の両親と会う機会も1年に1、2回しかなかったので、話せないのも仕方ないといえば仕方ないんですよね。

先日、今年のお正月以来はじめて、夫の両親と私たち夫婦で食事をする機会がありました。
食事はなごやかに進み、夫はまたしてもそのことを口にせず、まあ私のいる前では話しにくいよね・・・と思ってました。

最後にお茶が出てくる段階になって、私はお手洗いのため席をはずしたんですけど、戻ってきたら、なんとなくその場の雰囲気が微妙な感じだったんですよ。

「もしや?」と思いつつ、二人になってからあとで夫から聞いたところによると、なんと私がお手洗いに立っている間に話したらしいんです。

「ふーん、やっと話したんだ。よかったわー」と心の中で思ったんですが、私が中座したのはものの数分間です。そんな短時間でどんな説明したんだろう?

子供を持つことが難しいことくらいは説明できても、原因が夫側にあること、TESEを受けたこと、等はどう考えても説明していない気がする・・・。

かといって、やっと絶好のチャンスを見つけて話した夫に対して、「ちゃんと理由まで話してくれたよね?」と問い詰めることもできませんでした。

そのあと、義両親から私に電話やメールはありませんでした。
夫のほうに原因があるとわかったら、義両親は一言くらい私に何かいってくるような気がするんですよね。
もちろん、あやまってほしいとか、何か言ってほしいというわけじゃなくて、原因が夫のほうにあると知ったら、ふつうはそういう反応をするんじゃないかと思うんです。

だから、それがないというのは、やはり話してないんだろうなと。
ということは、義両親は私のほうに原因があると思ってるのかな・・・とちょっと悶々としました。

ま、いいんですけどね
いや、良くない・・・。でも仕方ないかなぁ。


・確定申告

医療費が嵩む不妊治療の経験者なら、誰もが経験されてますよねー。
ウチは今話題の?電子での確定申告に挑戦してみました。

居住地の役所で住民基本台帳カードと電子証明カードを作って、
両親からICカードリーダライターを借りて、
必要なソフトウェアをダウンロードして、
昨年の領収書をかき集めて足し算して、
PCで必要事項を入力後データを国税庁に送信して・・・

といくつものステップがありましたが、意外と簡単に終わりました。
電子申告は手続きがめんどくさい、わかりにくい、と悪評高かったので、さぞや面倒だろうと思ってたんですけど、まあまあかな・・・。
確かに区役所に本人が行かなきゃいけないのは面倒ですが。

申請してから還付されるまでの期間も、3週間くらいですみました。
ほかにも還付アイテムがあったので、医療費だけだと正確にはいくら還付されたのか忘れちゃったけど、結構な額でした!


・あれから半年

TESEを受けてから半年です。あっという間でした。
もちろんショックだったけど、やっぱり傷はそれなりに風化していくもので、日常生活上はあまり意識することはなくなっています。
二人で趣味に遊びに楽しく暮らす生活も悪くないし。

でも・・・。
4月に入ってから、同じ職場の女の子の妊娠の知らせを聞きました。
年齢的にいつそういうことがあってもおかしくないし、少し前からちょくちょく休むことが多かったので、もしかして・・・とは思ってました。
でも、やっぱりそれを聞いたときはショックで、仕事が手につかなくなってしまいました。。
彼女が産休に入るまでの半年以上の間、ずっと妊婦さんと接しなきゃいけないこと、職場の話題も妊娠や子供の話題が多くなるだろうことも気が重くて・・・。

このブログで愚痴を言わせてもらうこと、許してくださいね。
自分の気持ちにフタをしたつもりでも、やはりこれだけ気持ちが揺れるというのは、まだまだ未練があるんだなあと改めて気がつきました。

まだまだですね・・・。



私の近況はこんなところです・・・。
今後もブログは不定期に更新していきたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願いしますね!


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以前のエントリにも書いたのですが、私たちのような悩みを抱える夫婦にとって、一筋の光ともいえるのがiPS細胞です。


最近、中日新聞でこの件についての連載を始めたようなので、興味がある方はぜひご一読をどうぞ。今までに、1月13日と20日の2回掲載されていますが、あと何回か続くようです。夢のiPS細胞 医療応用への道


以前のエントリで引用した2008年8月28日の読売新聞の記事では、iPS細胞の倫理委員会を設置することが決まり、iPS細胞を用いた精子や卵子の研究が認められるよう、2008年中にも提言をまとめる、とありました。


その倫理委員会での検討状況については、文部科学省のライフサイエンスの広場(「特定胚及びヒトES細胞等研究専門委員会」の議事録にリンクします)でわかるようです。


難しい用語が多くて私も???な内容ばかりですが、例えば12月の委員会の議事録を見ると・・・。


  「ヒトES細胞等からの生殖細胞の作成までを容認する」こと、

  「当該生殖細胞を用いたヒト胚の作成については(中略)更に慎重な検討を要するものである」こと、

  「必要に応じてあらためて検討すべき課題と考えられる」こと


等が記載されています。


つまり、卵子や精子までは作成することを認めるという結論は出したけれど、それを用いて受精させたりするところまで認めるには、もう少し検討が必要、ということなんでしょうね。


医学的な技術だけではなく、倫理的な問題もある難しい課題だとはわかるのですが、私たちの立場からは、一刻も早く研究が進んでほしいと願うばかりです。夢が夢のままで終わることのないように・・・。



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天気は良いけど寒いお正月ですねー。
皆様いかがお過ごしですか?

前回のエントリには心温まるコメントをいただき、本当にありがとうございました。
お蔭様で、そこそこ精神的には安定した日々を過ごしています。


2008年を振り返ってみると、いろいろなことがありました。


夫の無精子症が発覚して、転院して、ホルモン治療を受けて、TESEをして・・・。1年ぽっきりで終わったことが、あっけないというか、不幸中の幸いというか。

ともかく、つらいことも多かった2008年を明るく終わるため、年末は海外旅行で豪遊してきました~。


といっても、その旅行に計画していた時点では、まだTESEを受ける前だったんです。だから、せっかちな私は、年末はもしかしてICSIとかが入っちゃったりして?すでに妊娠しちゃってたりして?旅行にいけなくなるかも!といらぬ心配をしてたんです。

TESEのあとが続かないことがわかったので、その心配はまったく杞憂に終わり、体調万全で旅行に向かうことができましたが・・・。


で、旅行自体は夢のように楽しかったんですが、ちょっと複雑だったのが、子宝に恵まれることで有名な寺院を参拝したこと。

そういう寺院があるらしいという話を聞いてはいたのですが、神頼みしてもどうにかなるような状況ではないし、できれば避けたかったんですよね。

だけど、そのあたりには他に目ぼしい観光地がなく、その寺院はちょうどいい散歩コースにあったんですよ。
夫も別にどっちでもよさそうな感じだったので、とりあえず行ってきました。



その寺院は、その国でだけじゃなくて、世界的にも有名らしいです。って、その国の人は言ってるんだけど、ほんとかなあ~。

そこに祀られている神様は、今から何百年か前に、性行為を通じて女性に(たまに男性にも)布教したそうです。今でいうセックス教団の教祖みたいなものでしょうか?

日本の神社でお祓いをしてもらうと、棒に白い紙切れがついているもの(祓串というそうですが・・・)を神主さんがしゃんしゃんと振ってくれますよね?

あれがその寺院では、男性器をかたどったものなんですよ・・・。
まじめにお祓いを受けているほかの皆さんにならい、一応夫も私も簡単なお祓いを受けてきました。



あとで、その国に住んでいる知人(子供あり)にその寺院に行ってきたことを話すと、

「わー、あそこはほんとに子宝で有名なんだよ。
あそこに行っちゃったんだー、やばいよ、すぐできちゃうよー。」

と無邪気に言われました。

「あら、そうぉー?」

と私はにこやかに答えつつ、「いや、絶対ないから」と心の中で。



ま、別にこれくらい、なんてことありませんけどね。
ほんと、気にしてたら切りがないし。


ということで、今年もよろしくお願い致します!



んー。よく考えたらもう「赤ちゃん待ち」ではないですが。
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何度も書いてますが、2008年1月頃に私が登録したときは、「男性不妊」で12番目くらいだったんですよ。それがいまや68ブログですからねー。すごいです。
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すっかり寒くなりましたが、お元気ですか?
かなりご無沙汰のエントリです。
 
 
秋にTESEを予定していたこと、そのためにホルモン注射をしていたことは、今まで何度かブログに書きました。
実は、少し前に夫がTESEを受けたんです。

皆さんのブログを見ていると、リアルタイムでTESEの予定や結果も報告されている方も多いですよね。
私もそういうスタイルにしようかなと考えたこともありました。
 
けど、皆さんから励ましのコメントをいただいたのに、結果が悪かったりしたらどうしようとか、(ただの筆不精というのもあるんですけど)手術直後は自分の気持ちがまとまらずにブログを書くことは難しいだろうな・・・とか考えてしまい、今までご無沙汰していました。
 
結果は、タイトルのとおりなんですけど、ダメでした。
精子や後期精子細胞はおろか、その前の段階の精母細胞もなかったみたいです・・・。

その前の分裂の段階でDNAに損傷があると言われました。
手術直後はかなりショックでしたが、もうだいぶ日にちも立ったので、今は気持ちは落ち着いています。

これから同じ体験をされる皆さんのためにも、自分の備忘録のためにも、そして頑張ってくれた夫のためにも少し振り返ってみたいと思います。
 
 
入院の1週間前:
施術をする大学病院(普段通ってきたクリニックとは別です)に夫が一人で行きました。
いくつか検査をして、手術の説明等を受けたみたいです。
 
前日:
午後、夫が一人で入院しました。私は仕事が終わってから、夜1時間くらい病室に顔を出しました。
夫はかなりリラックスした感じでした。
 
手術日当日:
午後1時30分頃開始予定だったのですが、私は夫が手術室に入る30分くらい前にぎりぎり病院に到着。

前日とは異なり、夫も私もとっても緊張していました。
でも、(大学病院ではなく普段通ってきた)クリニックの先生が、精子を選別するために手術に立ち会うことになっていたようで、手術前に私たちの病室にも顔を出してくれたので、知っている顔をみてとっても気持ちがほぐれました。

手術室に入ってから出てくるまで、たぶん1時間くらいだったと思います。全身麻酔だったので、病室から手術室へ行くときはまだ麻酔が効き始めたばかりで車椅子に乗っていった夫は、帰りはベッドに寝たまま帰ってきました。

朝から食事を絶っていた夫は、目が覚めるとしきりに「腹減った・・・」とつぶやいていました。
術後に打っていた点滴が終わった頃、看護婦さんの許可を得て、私が近くのスーパーでお弁当を買ってきて、病院の夕食の時間になるずっと前に夫は元気に食べていました。
 
食事も食べ終わり、病室で二人、ぼーっとテレビを見ていたら、今日手術をしてくれた大学病院の先生が突然入ってきました。

術後の夫にねぎらいの言葉をかけながらも、先生は、残念ながら精子は見つからなかったこと、細胞は病理にまわすこと、その病院ではAIDもやっていること、を教えてくれました。

その日のうちに結果を教えてもらえることは聞いていたんですけど、いつ頃なのかとか、どういう形で教えてもらえるのかはよく知らなかったので、あっけない結末でした。先生が部屋に入ってきてから出て行くまで、ものの1分くらいだったと思います・・・。
 
先生が出て行ってから、二人とも無言でテレビを見つめたままでした。
私は、せっかく手術をしたのに・・・と哀しい気持ちでいっぱいで、テレビをみなたら涙が出てきたんですが、夫の前で嗚咽を漏らしてはいけないと我慢しました。
 
しばらくして、看護婦さんがやってきて、明日は休日だったので今日中に入院費用の精算をしてくださいと言われました。こんなときにお金の話か・・・と思いましたが、結果を聞いてから二人でずっと何分間か固まったままで重苦しい雰囲気だったので、それを破るきっかけをもらえたのはよかったかもしれません・・・。

私は病室を出て受付で会計を済ませましたが、聞いていたより安くて、たぶん手術とか入院費用とか全部含めて7万円くらいだったと思います。
 
面会時間が終わりに近づき、私が仕方なく帰り支度を始めると、今まで押し黙っていた夫がようやく、いろいろありがとう」と口を開きました。
私は「こちらこそ、ありがとう・・・」と返すのが精一杯で、それ以上何もいえずに病院を後にしました。
 
 
翌日:
午前中に夫は一人で退院しました。
夫が一人で大丈夫だからと主張するのでお任せしたのですが、やっぱり歩くのはかなりつらかったみたいです・・・。
 
私は、掃除はあまり得意ではないんですけど、そのときは朝早く目が覚めて、家中をピカピカに掃除して夫の帰りを待ちました。

気持ちよく帰ってきてもらいたかったし、これからは気分を切り替えて、二人で楽しく過ごさないといけない、という気持ちが強くて、手術のことも忘れたくて、がむしゃらに掃除しました。
 
夫は、その日もその翌日もちょっとおかしな歩き方をして、歩くのが疲れるので外出もままならない感じだったんですが、手術の3日後にはだいぶ普通に歩けるようになり、4日後には支障なく仕事に行ってました。

2週間後:
大学病院に傷口の確認と病理検査の結果を聞くために、二人で行きました。
抜糸は必要ないようで、傷口が順調に回復していることを確認してもらったようです。   
そして、細胞を病理検査にまわした結果、セルトリ細胞しかなかった(つまり、精子の前段階である、精母細胞や精子細胞がなかった)と言われました。
 
この点については、以前クリニックで精液検査をしたときに、精子が少ないけどあるにはあるが質的な問題があるといわれていたことと合点がいかなかったので、後日クリニックにアポをとった際に質問をしました。

対外に出る精液のほうが発展段階では後のほうにあたるので、精巣ないで精子を作っていないくても、対外に出るまでの間に精子らしきものになることがある、ということのようです。
 

 
その後夫は、子供だけが人生ではないし、幸い打ち込むことのできる仕事もあるしと、気持ちの切り替えは早かったような感じがします。もともとTESEやICSIに疑問を持っており、また、TESEの成功率が高くないと割り切ってましたし。もちろん、私の前では見せない部分はたくさんあると思いますが・・・。
 
私のほうは、結果を聞いてしばらくは、本当に頭をガツンと殴られるような気持ちでいっぱいでしたし、自分自身はほとんど何もできないままにあきらめざるを得ないことが歯がゆくもありました。
 
ただ、今後の望みをほぼ完全に絶たれたということは、もちろんとても残念なことなのですが、逆に少しすっきりしたという気持ちもあります。
 
今年初め、夢クリニックで男性不妊がわかったとき、まったく思ってもいなかったことにショックを受ける反面、「どうりで妊娠しないわけだ~」と納得した気持ちだったのと似ているかもしれませんが・・・。
 
とはいえ、私自身、本当にこれですっぱり気持ちを切り替えることができてよかったと思っているのか、それとも、自分に対して強がっているだけなのか、よくわからないとことがあります・・・。そして、今の気持ちが今後どのように変化するのかもよくわかりません。
 
 
私は今まで、挫折と呼べるものが2回ありました。行きたい学校にいけなかったこと、行きたい会社にいけなかったことがその2つです。

今振り返ると、そんなことくらいで!と思いますが、時は本当につらくて、その学校や会社の名前を見るだけでしばらく胸がざわざわしました。でも、幸いにして、挫折の結果として選んだ道が自分にとってはかえって良かったなあと今では心から思えます。

 
 
今回のことも、同じように乗り越えられるんだろうか・・・と考えます。いつか、電車の中でマタニティマークをつけた女性を見ても胸がざわざわしない日がくるんだろうか、自分には子供がいなくてよかったんだと思う日が来るんだろうか、と。
 
もちろん、今の時点では答えは出せません。学校や会社の代わりはいくらでもあるけど、自分の子供の代わりを見つけるのはそう簡単ではないでしょうし・・・。


というわけで、私の(というか、夫のですが)治療はここでおしまいです。今のところもAIDも考えていませんし、万が一の望みにかけてもう一度TESEをしてほしいとは・・・言いにくいですね。

不妊治療のブログは、治療をやめてしまうと同時にブログもやめてしまう場合も多いみたいですよね。
でも、今後また何か思うところがあったら、この場を借りて気持ちを吐き出すこともあると思うので、私はしばらくはこのままにしたいと思います。

ひょっこりとまたご挨拶することもあるかもしれませんが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
コメントやメールはいつでもお待ちしています。
 
そうそう、いつもコメントをくださる花果さんからご紹介いただいた「極楽『お不妊』物語」という本があるのですが、ぜひ読んで見てください。とっても痛快です!

それでは、また!
 
 

今までありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします↓
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先日はSATC映画版の話でしたけど、今日はテレビシリーズのお話です。
かなり賞味期限切れのネタですが、お好きな方はどうぞお付き合いください・・・


数日前、ふとテレビシリーズのDVDの中から何気なく選んだ、"Catch-38" というエピソード。
前も書きましたが、以前テレビシリーズを見ていたときは、私はまだ自分が不妊治療を経験するとは思っても
みなかったんです。
その頃は普通に受け止めた内容なのに、今回何気なく見返して、ドキドキしてしまいました。


というのは、主人公のキャリーは、かなり年上のロシア人男性と付き合い始めるんですけど、ふとしたきっかけから、彼がバツイチで子供がいること、既にパイプカットしていて彼はこれ以上子供を作る気はないこと、を知るんです。

パイプカットしていても、それをまた戻す方法というのはあるらしいんですけど、それを聞いて38歳のキャリーは悩むんですよね。その彼とは今のところうまくいっているけど、付き合い始めたばかりだし、彼が生涯のパートナーとなるのかはわからない。彼と結婚するとしても、子供は持てない可能性が高い。一方、自分の年齢のことを考えると、彼と何年か付き合って分かれたのちに、キャリーは別のパートナーを見つけたとしても、その時点ではもう妊娠が難しくなっているかもしれない。

キャリーは、シャーロットとサマンサに相談し、性格も人生観も対極的な二人は、まったく違うアドバイスをくれます。

シャーロットは保守的で、結婚して子供を産むことが女の幸せだと思っているので、子供が欲しくないの?結婚するかどうかわからないロシア人のために子供をあきらめるの?と問いかけます。

それに対して、子供を切望しているというわけではないキャリーが、まだ存在もしていないし、欲しいかどうかもわからない子供のために、彼を今あきらめるというの?と反論するんです。なるほどなーと思わせられる名言です。

一方サマンサは、結婚・出産への憧れがまったくなく、パートナーに束縛されずに人生を楽しむタイプ。
そんなサマンサに対してキャリーが、「まだ付き合って2ヶ月でそんなことしたら彼もドン引きだとは知りつつも、パイプカットしてるロシア人に対して聞いてみたい質問がある」、と打ち明けるんです。

その衝撃的な質問とは・・・。

あなたは、子供なんて必要ないと私が思えるほどに、私のことを愛してくれる?


この質問、私自身がもやもやと抱いている気持ちを、まさに代弁していました・・・。
男性不妊で悩んでいる皆さんなら、なんとなくわかってくださるかもしません。

どうしても子供が欲しい、そのためには離婚の二文字も頭をちらつかないわけじゃない。でも夫のことが大切なので、離婚には踏み出せない。

けど、そんな夫の気持ちがこの先変わらないという保証はない。もし彼の気持ちが5年後、10年後に変わってしまって離婚することにでもなったら、自分の年齢から考えて別の男性との子供は難しくなってしまう。

そうなったら、何のために自分は子供をあきらめて彼を選んだんだろうか・・・ときっと思ってしまう。
だから、ぶつけてみたいです、こういう質問。


それに対してサマンサは、彼にそんな質問をすべきではない、とキャリーを諭します。
 
そして、「子供のいない人生がどんな楽しさを与えてくれるか考えてみて」、とキャリーを促すんです。
 
そのせりふを聞いて私は、キャリーがどんなことを挙げるのか、固唾を飲んで見守りました・・・。
子供がいない人生はこんなに楽しい!ということを、誰かに力強く証明してもらいたくって。

それに対するキャリーの答えは、旅行、セックス、ゆとりある生活、時間・・・・みたいな、よく言われることでした。もちろん、二人の生活のよさというのは、そういったものなんでしょうけど、

「なるほど!今まで気がつかなかたけど、そんな楽しいことがあるんだ!」

みたいなことがあったら良かったかな・・・。


で、結局キャリーは、その時点ではロシア人男性と付き合い続けることにするんです。シャーロットに言ったとおり、欲しいかどうかもわからない子供のために、今大事だと思っている人をあきらめられない、ということなんでしょうね。 


関係ないですが、皆さんは、婚活に一生懸命の友達の話を聞くと、相手の学歴や家柄のチェックもいいけど、精子のチェックもしたほうがいいよ!と忠告したくなりませんか???

ほんと、余計なお世話ですけどね。それに、わかったらわかったで、それでも結婚するかどうかの難しい選択になるのですが・・・。
 


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プロフィール
HN:
yume
性別:
女性
職業:
ふつうの会社員です
自己紹介:
yumeです。2002年に結婚し、今は30代半ばです。

本格的に妊娠を考え始めたのは2006年くらいから。1年たっても何事も起こらなかったので、2008年1月、夫婦二人で夢クリニックへ。

ところが、初診のときに思いもよらず男性不妊が発覚!
転院した別のクリニックで精子採取を何度か続けたものの、よい結果は出ず。

散々迷った挙句、2008年10月に某病院で夫がTESEを受けましたが、細胞も見つからないという残念な結果に。

更新もたまにですけど、コメントいただけると嬉しいです。

メールはyume55 アットマーク live.jpまでお待ちしています。
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