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管理人のyumeです。 まさか自分たちが不妊治療することになるなんて。
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今日は、ちょっとしたグチです。 


先日、職場結婚する同僚をお祝いする会がありました。
二人は20代後半で、女性のほうも結婚後も職場に残る予定です。 

同席者一人ひとりがお祝いの言葉を述べたのですが、そのときのおじさんたちの言葉:


 「結婚した女性が仕事を続けることは大事だけど、子供もちゃんと産んでね」 

「自分はもうすぐリタイアするけど、お二人には子供をたくさん産んでもらいたい。

僕の年金は君たちがどれだけ子供を産めるかにかかっているから(笑)」
 



少子高齢化社会って、まさに今日本が抱えている大きな問題の一つですよね。 

若者世代の比率が少ない社会が、いろいろな意味で大変だというのは、もちろんわかります。

自分たちが子供を持てないということは個人的にもすごく残念なことだけど、少子化にちょぴっと拍車をかけていることも間違いありません。 

その点については、ほんと貢献できなくてすみません・・・(好きでそうしてるわけじゃないんだけどねっ)、という感じではあります。 


だけど、この発言をしたおじさんは、ちょっと古い世代。

結婚後も職場では引き続き旧姓を使用する女性に対して、(さすがに面と向かっては言わないけど)メールとかでわざわざ新姓で呼びかけるようなタイプ。 

あえて旧姓使用にこだわる人の気持ちをわからないんでしょう。



同じように、結婚すれば子供を産むのが当たり前、産めるのが当たり前、という発想なんだと思います。 

これから結婚する二人も、たぶん何年かしたら子供も考えるだろうけど、不妊の可能性とかは今のところ考えていないと思うのです。

 (生殖機能に関するブライダル・チェックとかしてない限り・・・) 


だから、本人たちは「はいはい、そのうちね」くらいに笑ってうけとめてるでしょうし、二人へのお祝いの言葉として問題ないんだと思います。 

だけど、世の中にはいろんな立場の人がいるんだということを考えてくれるとありがたいな・・・。

と旧姓使用中の私は思うのでした。 



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散々悩んだ挙句に足を踏み入れた夢クリニックでしたが、結果は男性不妊。

最終的に夢クリニックにお世話になるとしても、その前にセカンドオピニオンをとりたい・・・。 



というわけで、男性不妊に強いと言われている病院をいくつか見つけました。

例えば都内だと、某私立大学病院のリプロダクションセンターとか、江東区の病院。 

それから、北九州にある病院も、飛行機で通う人も多いくらい、有名みたいですね。 



最初は、じゃあ翌日にでも江東区の病院に行こう!という勢いだったのですが、残念ながら日曜日は休診。 

やっぱり、北九州の病院が有名なだけあって、一番信頼ができるのかな・・・。 


などといろいろ考えていたときにネットで見つけたのが、今まで全然名前も聞いたことのなかった、とある病院の先生が書いた本でした。 

その先生は、男性不妊が専門のようで、不妊治療のゴールを妊娠することではなく、その先の、健康な子供が生まれることに置いていることを強調していました。 



まさに、うちの夫

問題は受精率じゃない。顕微授精をして、生まれてくる子供の健康状態にリスクがないのかどうかが心配

と言っていた点です。 


もちろん、受精さえすればいいだなんて、誰しも思っていないと思うんです。

最先端の医療技術をもって、健康な子供に生まれて育つところまでを、保証できればどんなによいか・・・。 

だけど、いろいろな障害がある夫婦にとっては、顕微授精しか手段がない。

ならば、顕微授精でもしょうがないじゃないか、と思ってました。 


そんな矢先に、夫が気にしていた問題意識を明確に掲げている先生の存在を知りました。


もしかしたら、この本を読めば何かわかるかも・・・」と思った私は、次の日さっそくその本を手にいれました。 

今まで私が読んでいる不妊治療の本など気にしたこともなかった夫が目を留め、私より先に読み始ました。

そして、しばらくたってから「・・・・うん。この先生の考え方には同調できるよ。」とうなずきました。 



夫に続いて私も、むさぼるように急いで読みました。

確かに、運動率等の見た目だけで精子を選ぶ顕微授精のリスクや、それを回避するための高度な精子選別技術の話等、おそらく不妊治療を行っている誰もが興味深いと感じるであろう内容です。



夫はこの病院にかなり傾いてきたようでした。

でも、ネットで検索しても、その病院自体の情報は出てきますが、そこに通っているベビ待ちの方のサイトなどはまったく見つかりません・・・。 

しかも、保険が利かないので全て自費治療になるとか・・・。 


夫は「明日この病院に電話してみよう」といって、
翌日、ほんとうに早速次の週末にアポイントメントを入れてくれました。 


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衝撃を受けた夢クリニックでの初診。 

それまでネット情報で耳年増になっていた私ですが、男性不妊に関する情報はノーケアでした。 

しかも、女性が理由の不妊よりもずっと難易度が高いということは、夢クリニックの院長先生のお話を聞いて、初心者の私たちにも感じ取れました。 


暗い気持ちになる反面、今まで妊娠しなかった理由(の少なくとも一部)が判明したことで、かなりすっきりしたのも事実です。

漢方薬飲んだり、食事に気を使ったり、排卵検査薬で自己流タイミングを計ったりといった、今までの苦労(?ってほどでもないけど)は一体なんだったんだ・・・という脱力感はありましたが、

 「精子がなきゃ、そりゃ妊娠しないよねー。」 と妙に納得しました。 


それから、正直なところ、自分の体が理由ではないことに救われもしました。 

うちの夫は、基本的にとても前向きで、芯の強い性格です。 

だから、もちろん無精子症ということのショックは大きいでしょうが、夫ならきっと乗り超えられると思いました。 

少なくとも、私に理由があって治療を続ける場合に、私が耐え切れる度合いとは、かなり違うでしょう。 

それに、今まで治療のイニシアチブを私に任せていた夫も、これからは積極的になってくれるはず・・・。 

本当に自分勝手ですけど、そんなことも思いました。 


けど、そんなふうに自分の気持ちを整理したところで、
 
「じゃあ、これから一体どうしたら妊娠できるんだろう? 」

という答えは当然見つかりません。 


家に帰って、今までは検索したことのない男性不妊や無精子症というキーワードでググってみると、今までほとんど知らなかったような病院の情報がたくさんヒットします。 

普段ネットサーフィンをほとんどしない夫が、夢クリニックから戻るなり部屋にこもっていろいろ調べていました。 

夫は、夢クリニックで、顕微受精でも受精率は普通の体外受精と同じくらいだと言われたことがひっかかっていました。


 「Yume はやはり子供は欲しい? 

自分の体がああいう状態だとわかった以上、無理に子孫を残そうとするのは良くない気がする。 

クリニックでは受精率のことばかり言われたけど、重要なことは受精する確率ではなくて、健康な子供がちゃんと産まれてくるかどうか。 

人為的に選んだ精子で顕微授精をしたら、どうしたってリスクが高いんじゃないか。 

今は、ショックな話を聞いたばかりで、自分の子供を持つことにネガティブな気持ちにしかなれない・・・。」 


赤ちゃん待ちブログをいつも読んでいた私にとっては、体外受精や顕微授精は身近な話。 

男性不妊じゃなくたって顕微授精する人はたくさんいるし、自然妊娠が絶望的な私たちはそもそも顕微授精以外の方法はないはず。 

それなのに、顕微授精がいやだと言われたら、子供を産むことはできませんよね。 



私は、男性不妊で最高峰といわれる北九州の病院のHPで見たことを思い出して、 

でも、二人の子供を残したいじゃない。150くらいの例のうち、明らかな奇形は2件だけだったみたいよ」と言いました。

 夫は 「150のうち2件・・・そんなに確率が高いんだ・・・」とため息をつきました。 

でも、30歳を過ぎた人なら普通に妊娠したって、それくらいの確率なんじゃないの」と私。



そのうち夫は「Yumeは、他の人生を探したい?」と言い始めました。 

自分の子供が持てないことは仕方ないと思えるけど、Yumeと離れてしまうのは寂しいな・・・」。 

夫の言葉に、「そんなのやだよ!」と泣きながら私は否定しました。

大好きな夫の子供だからこそ欲しいんだし、子供ができないとわかった途端に離婚だなんて、考えられませんでした・・・。



が、もし私が逆の立場だったら、やっぱり夫と同じように、離婚を申し出るような気がします。 

子供を持てなくとも一緒にいたいと言ってくれればうれしいけど、彼がそれを理由に離れていってしまっても、何も言えないだろうな・・・と。 

不妊治療を始めて、同じようなことに悩まれるご夫婦はきっとたくさんいるんでしょうね・・・。


ともあれ、次のステップに進むなら10日後に来院するよう夢クリニックに言われていましたが、夫はあまり気乗りしないようでした。 

確かに、精巣生検をすることになった場合、KLCから設備を持ってこなければいけないようでしたし、それだったら最初からKLCにしたほうが良さそうな気がします。 

というわけで、方針を変更して、男性不妊に強い病院での治療を進めたいと思い始めました。
そんなときに、私たちは一冊の本と出会いました。


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今日のエントリはなかなか筆が進みませんでした・・・
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そして、その日3度目の診察室。 

院長先生が夫の血液検査の結果を説明してくれます。

(以下は、私たちがまったく男性不妊についての予備知識がないままに聞いた内容なので、
不正確な表現が多々あると思います。予めお断りしておきます・・・。)


「まず、FSHという下垂体に命令をするホルモンね。

標準は5~10くらいなんだけど、○○さんの場合は26.4。 

脳が精子を作る機能が下がっていることを認識しているので、どんどん作れという命令をしているわけ。 

でも、いくらそういう命令が出ていても、実際に精子を作る工場の作用がないとだめなんだけどね。 

それから、LHね。これも普通は5くらいなんだけど、13.8ある。

FSHほど重要じゃないけど、似たような働きがある。」 

一生懸命、精子を出すように命令している・・・・。ちょっと感動を覚えました。 


「だけどね、精子を作る工場の作用はあるのかもしれない。

というのも、男性ホルモン(TES)は669で、ちゃんとあるからね。」
 


・・・ふむふむ。

 「精子がない場合、精子のおおもとになる細胞がないのか、 もしくは、細胞はあるんだけど成熟停止といってどこかで発育が止まっているのか、になるんだけど、 ○○さんのケースは、どこかで止まっている可能性が高いかもしれない。」 

「精子の染色体の本数が46本から23本に減数分裂する段階まで育っていれば、精巣を切って顕微授精でできる。 でも、その前の段階で止まっているようだったら、顕微授精だけではだめなんよ。 その場合、精子にべん毛?がまだないので、卵子を電気刺激により活性化させる必要があるけど、まだまだ未知の領域。 それを試した患者さんもいることはいるけど・・・。」
 

「その人は、元気な赤ちゃんを出産できたんですか?」

 「まあ、それは個人情報とかあるから、詳しいことはいえないいけど・・・。

仮に、減数分裂している場合も、凍結でやるのは難しいから、精巣同時に卵子もとってフレッシュでやったほうがいいね。 急に言われてもあれだろうから、よく二人で話し合ってもらって、もし精巣を切る手術をしたいということになったら、10日後(Day 13)に奥さんがまた来院して。



そして先生、おもむろにどこかに電話をかけはじめます。 

「ああ、もしもし。○○ですけど。いやいや、メールの件とは別の件なんやけどね。 
××日頃、△△の手術って空いてる?ああ、そう。わかった。」 


そして再度私たちに向き直り、

 「もし精巣の手術をするんなら、うちにはその施設がないから、新宿のKLCから持ってこないといけない。
今確認したところ、そのあたりの日は空いているみたいだから。」 

「あの、とりあえず精子がどの状態まで育っているかということだけ、先に調べられないんですか? 

それがわからない状態で、私が10日後にまた来て採卵に向けた準備をしても、
精子が減数分裂までいってなければ、卵子が無駄に終わるわけですよね?」 

精巣生検がどれくらい負担があるのかもまったくぴんとこない私が尋ねます。


 「精巣を切るというのは、そんなに簡単なことじゃないんよ。

あなたたちの場合、卵子よりもずっと精子のほうが貴重だから、卵子のことはとりあえずあまり考えなくてもいい」 


今度は、今まで顕微授精なんて知識がまったくなかったであろう夫が質問しました。

 「素朴な疑問なんですけど・・・。普通の受精って、たくさんの精子のなかで選ばれたものだけが受精するんですよね? 

顕微授精は人為的に一つの精子を選んでしまうわけで、それで何も問題がおきないんでしょうか?」 

「妊娠の比率は、普通の体外受精も、顕微授精も、それほど変わらないよ」 

「そうですか・・・。」 

あとで振り返れば、もっと聞きたいことはたくさんあったのですが、私たちは、「考えてみます」といって診察室をあとにしました。 


お会計を終えると、もう17時。

夢クリニックでの初診は約5時間、診察代は二人合わせて8,000円くらいでした。 

外はすっかり寒くて暗くなっていて、私は沈んだ気持ちを抑えて、夫に「小川軒に寄ってもいい?」と尋ねました。 

ご存知の方も多いと思いますが、新橋駅前のビルには、レーズンウイッチで有名な小川軒があります。 

夫が仕事で新橋に行く用事があるとき、私はよく小川軒のマロンスフレを事前に電話予約して、夫に買ってきてもらってたんです。 

その日はばたばたしていて予約もしてなかったんですけど、大好きなケーキを食べれば、少しでも楽しい気分になれるかと思ったんですよね。 

でも、足早に向かった小川軒のショーウインドはガランとしていて、ほとんどのケーキは売り切れ・・・。 

夕方だしきっと何も残ってはないだろうな・・・と想像はしてましたけど、やっぱり・・・と肩を落として家路に着きました。 


うちの夫、スポーツマンで筋肉質だし、性格は繊細なところもあるけど男っぽいんですよね。 

だから・・・まさか無精子症なんて思いませんでした。 

なんとなく、青白くてひょろっとしたような女性っぽい人が、無精子症なのかなーって勝手に思い込んでました。 


ちょっと話はそれますけど・・・。

HIV/エイズ感染率の高いある国では、エイズに関する正しい知識が普及していないことが問題みたいなんですね。

例えば「顔のきれいな女の人はエイズに感染していないから、コンドームをつけなくても大丈夫」みたいな。

それを聞いたときは笑っちゃいましたけど、私の思い込みも同じレベルだったかもしれません。


 「そろそろ病院に行ってみようか」ということを相談したとき、

夫ははじめから「一緒に行くよ」と言ってくれていました。

冗談ぽく「だって、もしかしたら僕に問題があるかもしれないしねぇ。」と言いながら。

でも、そうは言っても、本人もまさかと思っていたと思います。 


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 院長先生の問診が終わり、私は血液検査と内診、夫は精液検査に順次呼ばれました。 


朝食をとっただけでお昼過ぎにクリニックに飛び込んで、あと何時間かかるかもわかりません。
夫は途中でクリニックを抜けて、コンビニで買ったものを外で食べてきてました。

私にもおにぎりを買ってきてくれたのですが、夢クリニックって中で食べてはいけないんですよね。

新宿のKLCのほうは、なかに軽食スタンドがあって、お値段もリーズナブルで結構おいしいみたいですね。
そんな話を思い出して、KLCのほうが良かったかも、とちょっと思いました。

といっても、私も初診で緊張していたせいか、あまりおなかは空かなかったんですが・・・。 



今までも、不妊治療ではなく婦人科にかかったことは何度かあります。

だから、例の診察台も初めてではなかったんですけど、やっぱり緊張しました。

どういう場所で下着を脱ぐんだろうとか、生理中に診察を受ける場合ってどうなるんだろうとか、余計な心配がいろいろだったんですが、なるほどこうなってるのかーと謎が解けた感じ。

隣の人の会話が丸聞こえなのは気になるけど、上半身にはカーテンがかけられていで、先生から顔が見られないのはいいですね。 


問診のときに、「ずいぶん長いこと子宮がんの検査を受けてないねえ。受けたら?」といわれてたので、まずは子宮がんの検査。 


そして、いよいよ超音波を使った検査です。

院長先生が楽しそうに「はい、右おっけーぃ。じゃ次ひだりぃ~」みたいなノリなのが笑えましたが、ぐいぐい押されるのがちょっと痛かった・・・。

押されるままに思わず腰を引いてしまったら、「はい、もっと前に来て~」と言われ。

卵管造影なんて、この比じゃないくらい痛いんでしょうね・・・。 


私たちの番号は当日の最後の受付番号だったので、一人二人と人が減っていきます。

ようやく15時を過ぎる頃になって一番最後に診察室に呼ばれ、さっき問診を受けた場所に座りました。 



「えーっと、○○さんですね。あれ、ないなー。」と院長先生が手元でなにかを探しているそぶりです。

そして、傍らにいた助手の男性に向かって「△△くーん、○○さんの精子がないよ~。」と、注意しました。

といっても、上司が部下を注意するような口ぶりではなく、さっき私の内診のときに「はい、おっけーぃ」と言っていたような、明るい口ぶりです。



確かに、さっき問診のときには画面でうようよしていた誰かの○~が、そのときは映ってませんでした。

やっぱり患者も多いせいもあって、診察のときにちゃんと検査結果が揃ってなかったりするのかしら・・・。 

けど、その助手の方は、先生の指摘にうろたえるふうもなく。

「いえ、ないんです。」といって先生になにやら耳打ちしました。

院長先生がにわかにまじめな顔つきになるのがわかりました。 



そして、衝撃の言葉が。



「・・・精液検査の結果、ご主人の精子は見つかりませんでした」 




・・・ぽかんとする私たち。 


「今日調べたところでは、奥さんのほうは子宮の状態も特に問題はない。

卵巣が少し小さいような気はするけど。

でも、精子がいないことには妊娠はできないからね。」



 「・・・・・・」



 「原因としてはいくつか考えられるけど、血液でホルモンの値を調べてみれば、少しわかるかもしれない。 

30分くらいで結果は出ると思うけど、調べますか?」 


「・・・はい。」 



さっきの助手の人に対して、院長先生が「△△くーん、こういうときにはもっと早く言ってくれないと」と、今度は上司が部下に対する口ぶりで言いました。

もっと早く気がつけば、先に夫の血液まで調べてから診察できて、待ち時間が短縮できたのに、ということだったようです。 



私たちはいったん診察室の外に出て、待合スペースで待つように言われました。
その日の最後の患者だったので、待合スペースにはもう誰もいません。


お互いになんと言ってよいかわからず、カラ元気を振り絞って「びっくりしちゃったね・・・」「まさかね・・・」と笑顔で言い合いました。 


まあでも、血液検査をしてみたら、何かポジティブな材料が見つかるかもしれないし。
そのときはまだ、自分に言い聞かせていました。 


しばらくして夫が血液検査に呼ばれ、それから結果が出るまでの間は、とてもとても長く感じました。


週末の夢クリニックが混んでいるという話は聞いていたので、読み物は持参していました。

テレビもあれば、雑誌もたくさんあるので、15時過ぎに診察室に呼ばれるまでは意外と早かったんです。

でも、もう誰もいない待合室で、お互い会話もなく、さっきの院長先生の言葉を反芻しながら
待つ時間は、ほんとに息詰まる思いでした。



そして、再度診察室に呼ばれたのは、もう16時30分近くでした。 



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プロフィール
HN:
yume
性別:
女性
職業:
ふつうの会社員です
自己紹介:
yumeです。2002年に結婚し、今は30代半ばです。

本格的に妊娠を考え始めたのは2006年くらいから。1年たっても何事も起こらなかったので、2008年1月、夫婦二人で夢クリニックへ。

ところが、初診のときに思いもよらず男性不妊が発覚!
転院した別のクリニックで精子採取を何度か続けたものの、よい結果は出ず。

散々迷った挙句、2008年10月に某病院で夫がTESEを受けましたが、細胞も見つからないという残念な結果に。

更新もたまにですけど、コメントいただけると嬉しいです。

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